車いすパパつくねの「日々リハビリ」

奥久慈トレイル2013。52kmでDNF

リザルト出た。
完走率51%って。
そうだよな。そんな感じするわ。
でも、僕はこの大会、好きです。

人生2回目の大会。奥久慈トレイル50K。
左ひざに力が入らなくなり第三関門予備でDNF(Do Not Finish=棄権)しました。
その地点、52.02km。10:03:02走りました。

おそらくここから、ゴールまで15kmはあるはずなんですが、
いったい何キロのレース?


とまぁ、野暮な事は言いいなさんな、オマエさん。
楽しくも厳しいトレイルをたくさん楽しめるじゃないか。
オマケだよ、オマケ。
存分に楽しんどくれ!

そんな太っ腹感がニクめないOSJ奥久慈トレイル50K。
50Kという文字に意味はありません
ただの記号です。

さて、そのコース。
岩登りや沢登りは当たり前。
前の選手を見失うと遭難手前の険しきトレイルがあるかと思いきや、たんたんと走る林道10キロや脚をじわじわと痛めつけるアスファルトロードあったりと飽きるという言葉を知りません。

「なんやねんこれ」と、思わずつぶやくあきれ声が、いつの間にか「やるなOSJ」に変らざるを得ないアドベンチャー性に富んだ、キツイながらも楽しいレースでした。



その前夜祭。
とても良かったです。

町長さんやら観光課の人やらエライ人の挨拶に次いで、各エイドで応援してくれる村の人たちが、舞台に上がってエールをくれました。

「みなさ~ん頑張ってください!待ってます!」

僕から見ると、おじいちゃん、おばあちゃん。
めっちゃ元気です。
飾る事なくストレートに届くおじいちゃん達の元気に触れるたび、僕たちランナーのココロに暖かいモノが届けられていくようです。

「エイドに行けば会えますよ」
「面白い趣向でしょ」
と語ったOSJさん。
こういうの、好きです。
ぜひ、続けてください。

なんだかんだ言ってもDNFした訳ですが、得たモノはたくさんあります。
来年は完走、どころか10時間切りを目指して(志だけは高く)反省を学びに変えましょう。

知っておくべきだった事

制限時間が厳しいと言うこと

STY82km/信越五岳110km完走者にしても、タイム制限時間、コース共に厳しいレースが奥久慈トレイルだそうです。

制限時間が厳しいので、気力での完走はできません。
走力なしには走り切れない、まさに、レースな大会です。

スタートからの登り渋滞のタイムロスはかなり響く

スタートは袋田第一駐車場。
ここから袋田の滝を見て、山に入ります。
しばらく行くと、大渋滞。
大岩をよじ登る為そうなるのですが、30分はロスしました。
渋滞なしに行くにはスタートからの猛ダッシュが必要です。
はたして、どれ位のペースが必要なのでしょうか?
仮にがんばって渋滞少となっても、その後の速いペースに巻き込まれること必須。
つまり、付け焼き刃ダッシュをしても身を崩すだけだと言うこと。
全体的な走力アップと、少しだけがんばったスタートダッシュが良いのではないかと思います。

次回やっておくべき事

タイムマネジメント

そもそも関門タイムがキツイ大会という感覚がなかったので、タイムマネジメントはイーブンペース一発のノープラン状態でした。
奥久慈では必須です。

ロードの走力アップ

僕はロードが苦手です。
理由は2つ。飽きるから、膝の負担が大きいからという事です。
そろそろ、キチンとやろうと思います。

また、今までは持久力強化が課題でしたがそろそろ優先順位を下げて、スピードアップにも取り組んでいこうと思います。

11月の湘南国際マラソンのエントリーの0次関門(エントリー合戦)も突破しました。
まずはフル。そして、ウルトラ・・・、ですかね(弱気)。

補給について

1時間に1つジェル補給。
4回まではいけましたが、5回目からは気持ち悪くなり、苦行になりました。
「ジェル」・「何か」・「ジェル」・「何か」といったカタチで、ジェル連続は避けなければなりません。
その為のカロリー計算も必要です。

次回の大会はハセツネCUP
それまでに新たなパターンを見つけます。

タイム分析

関門名 経過時間 区間時間
0-1関門 2:54(2:54)
1-2関門 6:55(4:01)
2-3関門 9:04(2:09)
3-3予備 10:03(0:59)

第一関門まで

2時間30分で走りきらなければ完走は難しいと、前回試走の時に会った方に聞きました。
既にここで若干の遅れがあります。
やっぱり多少のスタートダッシュは必要ですね。


第二関門まで

関門タイムでは3時間のコース。

ひたすら林道を走ります。


東金砂神社からロードに出て、竜神ダムへの砂防ダムのアドベンチャートレイルを登って、少しロードを走り、竜神ダムに至ります。

砂防ダムのアドベンチャートレイルは面白いです。


沢を登り、渡り、岩をよじ登り、靴一足分しかない幅のトレイルを歩きます。
これぞ、奥久慈!って感じです。

タイムは1時間オーバーです。
林道でいかにタイムを詰めるかが勝負所です。

第三関門まで

関門タイムでは2時間のコース。

これは意外でした。
2時間ちょいで走れてます。
竜神ダムの周りを走り、山を登って、ロードを走ります。
この時点で脚が終わっていたので、ロードの登りは気合いだけで走りました。
もうこの時点でロードの下りは走れず、左膝に痛みが出始めました。

第三関門予備まで

関門タイムでは30分のコース。

約1時間かかってます。
第三関門を気合で抜け、男体山の登りに入り、左膝の痛みから脚に力が入らず戻ろうかと考えていた矢先。
下から「うぁぁ!イタイっ!イタイっ!」といいながら登ってくる人がいました。

こんな人がいるのに戻ってなんかいられない。
そう思って、何とかかんとか男体山は登頂。


でも、下りはやっぱり無理でした。
ということで、降りた先の第三関門予備でDNF。

下山後バスに乗って駐車場に戻り、温泉に寄ってご飯を食べて、車をかっ飛ばして帰りました。

筋肉痛状況

ふともも周りは全部筋肉痛。
右がキツイのは左足をかばったからでしょう。
歩けない程ではありません。
ケツ(大殿筋)の筋肉痛がキビシイです。
肩が痛いです。
3キロ位ある荷物を背負って走るので、そらそうでしょう。
次回はテーピング貼ります。

装備について

日焼け止めを塗り忘れましたが概ね問題なし。

DNFしましたが、来年が楽しみです。
次回はハセツネCUP。これを糧にがんばります!

追記
2014年も奥久慈トレイルレースに出ることにしました
今度は完走するぞ!

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