4日目(8月14日)
4時起床。
朝から雨です。しかも寒い。
テンション上がらず、今日のスタートは6時にしようと決めましたが、結局6:30スタート。
景色はガスでほとんど見えません。そんな中、三俣蓮華岳(2661m)を越え、稜線ルートを使って丸山(2854m)を越え、、双六岳(2860.3m)を登ります。
途中、雷鳥が登山道をポチポチと歩いて僕を先導してくれました。
それだけが唯一の記憶。
ガスの中、双六小屋に到着。
双六小屋では牛丼を頼み、出てきた瞬間、雨が降ってきました。
仕方がないので、雨の中牛丼を掻き込みました。
雨はどんどんと強さを増し、ザーザー降りになります。
当初の予定はここから東へルートをとり、西鎌尾根を経由して、槍ヶ岳に向かう予定です。
雨の降りは勢いを増し、行くか、行かぬか、判断に迷い30分。
ひとまず行ってみようと、山を登り始め15分。
やっぱりやめました。
次のテント場までのコースタイムは5:05。標高3000m。エスケープルートなし。鎖場あり。雨はザーザー降りでただでさえ険しいといわれる鎌尾根をこの雨で行ける気がしませんし、抜けたとして、テント張り数30の槍ヶ岳山荘のテントスペースが空いている訳がありません。
僕の後ろに2名の方がついていましたので、引き返す際「無理だと思いますので、引き返します」と声をかけました。
1人の女性は「やっぱりそうですよね、どうします?」ともうひと方の男性に意見を求めました。
その方は無言で歩みを進み始め、女性はついて行きました。
2人が無事であることを祈ります。
その後、当初、槍ヶ岳に行けなかった時のコースとして考えていた、弓折り尾根のコースを下山することにしました。
途中、トレイルランナーの方に出会いました。
一緒に進むうちに、同じトレイルランナーであることから話が合い、話をしながら下りました。
弓折岳(2588.4m)を越え、鏡平山荘。小池新道を抜け、わさび平小屋に到着。
今日はここでテント泊とします。
一緒に走ってくれた方とビールで乾杯し、Facebook交換をし僕はカツ丼を。
彼はさらに下の駐車場まで下山しました。
さらにしばらくしてから、お腹がすいたので、さらにカレーを食べました、
今回のルートで下た場所は、帰りのバス乗り場から一つ山を隔てた場所になります。
その為、明日は山を越えてバス乗り場付近まで行く必要があるのです。
ここで便利なのがロープウェー。少し下山した所から、ロープウェーに乗ると、一気に2155mの西穂高口まで持ち上げてくれます。
そこからは下るだけのコースタイム4時間の行程です。
朝イチのロープウェーが8:30なので、明日はゆっくりできそうです。
1日目 黒部ダム
2日目 黒部ダム→スゴ乗越小屋キャンプ場
3日目 スゴ乗越小屋キャンプ場→黒部五郎キャンプ場
4日目 黒部五郎キャンプ場→わさび平キャンプ場
5日目 わさび平キャンプ場→小梨平キャンプ場
6日目 小梨平キャンプ場→帰宅
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