高尾山~陣馬山の往復30kmのトレイルランニングに行ってきました、
参考にしたのは「首都圏トレイルランニングコースガイド」のP20。
高尾山→城山→景信山→堂所山→陣馬山の往復コースです。
全行程約30km。
先日エントリーしたハセツネ30Kの雰囲気つかみです。
朝8時スタートです。
登山客はまぁまぁいる程度。
でも大半はロープウェーで上ってしまうので1号路を上る人は3・4人程度。
アスファルトの急坂を登り、一路、高尾山山頂へ向かいます。
実は高尾山は3回目。
うち2回はロープウェーで観光がてらだったのであまり気にならなかったのですが、ものすごい数の賽銭箱があります。
頂上付近のトイレもとても綺麗で、ミシュラン効果が感じられます。
小銭を持っていなかったので、安全祈願のみしてそそくさと高尾山を抜けます。
先週からの寒波のせいかいたる所に残雪があります。
所々凍っている所もありますが、走れるレベルです。
霜がものすごく立派に育っていました。
しばらく山からは離れていたので、久しぶりに見た自然の井吹に感動。
急激に体の中の自然メーターが充電されていくのを感じます。
さらに、キツツキが木をこつこつと打つ音も聞こえ、思わず笑みがこぼれます。
気持ちいいなぁ。
城山を過ぎたあたりから、徐々にぬかるみが出始めます。
粘土質の土なのでずりずり滑るもまだまだ走れます。
堂所山から陣馬山にかけては結構雪が残っています。
ハイカーの中には軽アイゼンをつけている人もちらほら。
そんな慎重に歩を進める人たちを横目に走り抜けるのはちょっと気が引けます。
(せめて1回くらいコケてもよかったかも・・・。)
雪・アイスバーン・泥と走り抜けた靴はどろどろながらも陣馬山に到着。
写真を撮って、下山。
調子よく降りていたら、ん?ん?ん?
先週の見慣れた光景。
コースミス!でした。
先週きた相模湖の駅に向かっていました。
原因は、明王峠の左折を忘れ直進してしまったこと。
往復1kmのロスだけでなく、ロスしたルートはフル登りの階段。
ココロに乳酸がたまります。
陣馬山から高尾山へ行く人は、明王峠を左折。
お気をつけください。
何とか戻るも、時間はお昼。
おだやかな、ぽかぽか日和ながらも足もとは雪・霜が溶けたドロドロ粘土質に気力をそがれます。
高尾山にさしかかると急速に観光客が増え、走れなくなります。
行きは3・4人しかいなかった1号路も人がいっぱいでした。
■タイム
7:58に高尾山を出発。戻りは13:46
1km程度の道迷いがあったものの、所要5時間36分。
状況がよければ4時間台もありそうです。
■補給
おにぎり2個。大福1個。羊羹1個。パワーバー半分。水1Lで特に問題なし。
ネガティブな思考になりだしたら補給のサインです。
■体調
先週の相模湖~陣馬トレランの成果か、今回は筋肉痛らしきものはなし。
若干、ケツ筋の張りと左ひざの痛みが出た程度でハセツネ30Kへの希望が持てました。
■改善ポイント
1.今回初めて使った、サロモンのS-Lab アドバンスド12(通称、キリアンザック)。
最高です。
TNFのMartinWingであった左右の振れもなく、腰ポーチもないことから腕フリも大変ラク。
唯一難点は、右鎖骨に生地があたる事。
実は昔、スノーボードで脱臼して右鎖骨が浮き上がったことがあり、その名残です。
今まで全く気にしてなかったのですが、よくよく見ると確かに右鎖骨のほうが左に比べてでっぱってたんですね。
ここが当たります。
パックを切って縫うか、とも考えましたが、しばらくは当て物で対応しようと思います。
2.ハイカーに気づいてもらうための配慮も必要
ハイカーがいると歩いて、スペースができた所で抜かせてもらうのですが、結構後ろに人がいることを気づかれませんでした。
鈴とかつけてるといいんでしょうね。
とはいえあまり大きな音が出るのは、走ってて気になるので、乾いた落ち着き目の音がでるものを探そうと思います。
3.高尾山はハイカーもランナーも多い
やっぱり多いです。
これから先もっと多くなるでしょう。
自分も登山をしていたので分かりますが、ゆったりした気持ちで自然を楽しんでいる中、猛スピードでランナーが来ること、それを気にしなければならないというのはいいものじゃないです。
ルートを考える必要を感じます。
4.せっかくなので
そんな中、ランナーを励みにしてくれているハイカーもいます。
がんばってねとか、いいねぇとか声をかけてくれた時はうれしいものです。
たった一人のランナーの存在でも楽しんでもらうことはできないか、と考えたのが「パックに風車をつける」ということです。
話のネタにもなるし、ちょっとホッコリしませんか?
ひょっとしたら、覚えてくれるかも知れません。
しかし、やっぱり山は楽しいですね。
ロードで20kmを超えると走りながら飽きてしまうのですが、全く飽きることなく30kmを走る事ができました。
とはいえハセツネ30Kはロードが半分を占めると聞きます。
やだなぁ。
トレーニングあるのみです。