次に気づいたのは病院。
どうやら地元の病院に連れてこられたようだ。
友達がてきぱきと妻とのやりとりを行ってくれていた。
相変わらず頼りになる奴らだ。
先生から「すぐにでも手術をしないといけないがここではできない。どこか行きつけの病院はあるか?」と聞かれた。
何度かお世話になった大学病院の名前を答える。
しばらくして「6時間後に来れるのであれば受け入れることができる」と回答があったと聞かされる。
そして「民間の救急車が手配できたから転院します」と伝えられる。
友達も民間救急車に同席し6時間の道のりを共にしてくれている。
本当にありがたい。
僕の記憶は途切れ途切れ。
渋滞にハマって到着が少し遅れた事は記憶している。
そして、病院に搬送される。
「やっと会えたね」と言う声がした。
おそらく妻がそこにいたのだと思う。