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警鐘「山と動物達のうめき、人々の悲鳴が聞こえます」としてFacebook内で拡散されている記事がありましたので、投稿者の了承を得て転載いたします。
たくさんの人に届きますように。
以下文章転載(誤字修正)
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《1億人に伝えたいメッセージ》・・・3分時間を下さい。
警鐘「山と動物達のうめき、人々の悲鳴が聞こえます」
空前の登山ブームの一方で、心ない人間達によって、山から多くの悲鳴が聞こえているのをご存知でしょうか。
自然と上手に付きあい、美しい日本の山河を未来の子供達に残してあげたいと思い、筆をとることに致しまた。
申上げたい事は山ほどございますが、極めて重要なことに絞り、お伝え致します。
①森の動物達のうめき声が聞こえます。
猿に石礫を浴びせている登山者の集団を上高地の先で見てしまいました。
とても、とても悲しい目を疑うような事件で、悔しいやら、情けないやら、涙が込み上げてくるのを、ぐっと我慢しました。
また、猿などの野生動物には絶対に餌を与えないでください。人を襲うようになってしまいます。
特別天然記念物の雷鳥(絶滅危惧Ⅱ種)や、日本カモシカの撮影をするため、ハイカーや登山者が雷鳥や日本カモシカを追いかけまわす光景もよく見受けられます。
雷鳥は氷河期時代の生き乗りで、生存のため高山に移ってきて、なんとか今まで生き延びてきました。
雷鳥は特に神経質で、行き場がなくなり本当に絶滅してしまいます。
動物は遠くから、そっと優しく見守り、遠くから写真を撮るだけにしてあげて下さい。
②山のトイレ事情、山小屋の方々の悲鳴も聞こえます。
つい先日、ある新聞で「異物が多く立山のトイレ悲鳴」という記事を目にしました。
山では、多くの場合トイレットペーパーは備え付けの箱へ捨て、し尿とは分別します。
トイレットペーパーは本来持ち帰りですが、山小屋さんのご好意で箱が設置されているケースがあるということです。
標高が高いため、トイレットペーパーは微生物によって分解されないため、分別しています。
以前は便を汲み取って山に埋めたりもしていました。
富士山の場合は、秋になると、トイレの栓を抜いて斜面に垂れ流していました。
もう初雪があったのかなと思うほど斜面はトイレッペーパーの慌ただしい白い帯で汚れていたのです。
自然を愛する山小屋の方々は、それではまずいと研究や試行錯誤を重ねて、今では多くの山小屋がバイオトイレを採用しています。
維持管理にはもの凄く費用がかかっています。
とてもチップ(有料トイレ)では賄うことができません。
ヘリコプターでし尿を下界へ運んで処理などもしています。
し尿処理にはもの凄い費用がかかるのです。
利用される方は必ずチップを入れて下さい。
山に行く時に私はその為100円硬貨を10枚程度は持参します。
そんな大切なトイレの便槽に、最近では、ペットボトルや帽子、靴下、ズボン、生理用品などありとあらゆる物を捨てる不届き者が沢山いると山小屋の方々が悲鳴をあげています。
故障にもつながるし、登山者も利用できなくなってしまいますよ。
また、山中では稀に、急な腹痛により外で用をたすようなこともおこりえます。
外で用をたすことを山の陰言で男性の場合は「キジ撃ち」、女性の場合は「お花つみ」と言います。すごく遠慮深い言葉ですね。
その際に絶対にティシュペーパーは使用してはいけません。
水に溶けないので土に還らずに残ってしまい、それを雷鳥や鷲などが食べて死んでしまうという事故になります。
登山者全ての人は「トイレットペーパーの芯を抜いて持参」するか、「登山ショツプで売っているポケットティッシユ型の水に溶けるもの」を持参して下さい。
山のルールはトイレットペーパーは持ち帰りですので、励行お願い致します。
③最後に山麓の林道・路上への迷惑・危険な駐車について
登山口まで乗用車で乗りつけ、駐車場から溢れた車の路上駐車が日本全国津々浦々、実に多い事か。
市街地や山も路上駐車は大変迷惑で危険です。
一例をあげますと、燕岳の登山口である中房温泉(地名は有明)ですが、登山口には120台収容の駐車場がありますが、夏秋の登山シーズンの土曜日、日曜日ともなると、曲がりくねった林道に延々と両サイドに1000台を超える迷惑駐車が出現します。ひどいのになるとカーブミラーの下にも迷惑駐車をしています。
このため、路線バスや緊急車両の通行の妨げになったり、交通事故も発生しています。
救助隊の方々が命かげで、遭難者を無事に下山させても救急車が到着しないなど、人命にかかわる事件ともなっています。
山小屋のホームページにも、出来るだけ公共交通機関のバスやタクシーを利用していただくよう注意喚起してあります。
人命に関わる事なのでどうかご協力下さい。切にお願い致します。
どうか、この記事を読まれた方は、これから登山をされる方や初心者の方に伝えていただければ幸いに存じます。
登山者に限らず、ハイカーや観光客の方々にも言えることです。
写真はアカモノのいう名前の高山植物です。花の大きさは8mm程度です。
小さな、「しずく」が見えますでしょうか。
米粒よりも小さな小さな、最初の一滴が森の生命を育み、そして、水となって沢に注がれ、沢から川へと成長し、やがて海へ注がれ、魚達の命のドラマが始まります。
山が傷つけば、海の生き物も傷つきます。全ては循環しているのです。
最後に一言「マナーとモラルを向上して」楽しい登山をなさって下さい。
自然と山を愛する仲間代表して
岳人 高橋正美
参照元:
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高橋 正美さんの投稿 2014年7月21日月曜日