人生において初のレース。
第5回ハセツネ30K。完走してきました。
タイムは5時間10分28秒。535位。
トレイルランニングを本格的にスタートしてからおよそ4ヶ月。
まさかこのレースに参加するとは夢にも思っていませんでした。
初めて、ハセツネという言葉を知ったのは確か大学生の頃。
アウトドアクラブに所属し旅やら山やら、学業そっちのけで遊びほうけていた頃です。
山に登ることは基本的に好きではなかったので、山登りというよりもそのアドベンチャー性に魅かれたことを覚えています。
その他、パリダカールラリー、レイドゴロワーズなどなど、
過酷なアドベンチャーラリーにはいつも憧れていました。
いつかは、いつかは。。。
そして、本選のハセツネCUPのショート版。ハセツネ30K完走。
完走ポイント6をゲット。
そして、JRO山岳保険ポイント2
今週末の清掃登山参加ポイント2
となると、本戦参加も夢ではありません。
あぁ、どうしよう。ハセツネCUP。
ひょっとして、ある?
とにもかくにも、レースを振り返って反省です。
まずは、寝坊(Yeah!)
そこっ!?
って感じですが、起きたら、既に出る予定の時刻でした。
ハハハ。
しかしながら、そんなことは織り込み済みです。
それでもOKな時間で準備をしていたので難を逃れました。
準備は万端だったので、そそくさと出かけ、電車の中でおにぎりを食べました。
キンチョーにほだされた、スタートの位置間違い
スタート位置は目標時間によって並ぶ位置が異なります。
僕の試走時のタイムは5時間強。
が、何を血迷ったのか「4時間」と掲げられたプラカードの下に並んでおりました。
さらにFacebookには「3時間切れたらいいなぁ」なんてつぶやく始末。
おそらくキンチョーという魔物の仕業です。
もちろん身の丈に合わない所にいるとは気づかず、
スタートからのペースはハイペース。
心拍数は170から180をマークし、ペースを落とそうにも回りに引きずられついついがんばってしまいました。
結果、前半のロードを終え、山に入る頃には、既に足へのお迎えが近づいておりました。
カメラのお尻に広がる闇
スタートから狩寄山登山道までは、一生懸命走っていました。
そして、登山道渋滞でホッと一息。
写真でも、と思いカメラを取り出し、一枚。
ん?
保存が遅い。
画面には「書き込みしています」。
まさか、と思い裏蓋を開けると、オーマイガー!
埋まっているはずのカードスペースには暗黒の闇がポッカリと口を広げておりました。
嗚呼、無情。
内蔵容量があるさ、と思ったのもつかの間、2枚でジ•エンド。
ゆえに写真はiPhoneで撮った数枚のみ。
ぎりぎりまで軽量化を図ったのに、一番重い、使えないカタマリを持って走ることとなりました。
コース変更で巡礼気分
ハセツネ30Kには刈寄山登山口渋滞という名物があります。
1500名のトレイルランナーが一斉にスタートした後、
しばらくのロードを走って刈寄山登山口に至ります。
登山口は1列でなければ通れないような道ですので、当然ここで糞詰まるわけです。
この糞詰まりを見越して休憩を取ろうと目論んでいたのですが、これを解消するルートに変更したとか。
そんなこと、知りませんでした。。。
今回は、その登山道手前で右折し、そのまま採石場林道を登るようになりました。
(今回特別に岡部園芸様と戸倉財産区様から快諾を戴いたそうです。ありがとうございます)
採石場は通常、ダンプが通る道です。とても滑りやすい砂に加え「Z」型に折れながら標高を重ねます。
晴天の青空に黙々と歩みを進めるトレイルランナー。
聖地に赴く巡礼のような荘厳ささえ感じられました。
そして行き着いた果ては、ロープを使った山登り。
当然一人ずつしか通れないわけで、結局渋滞発生です。
15分ほど待って通れました。
そこから刈寄山山頂は少し登ると到着です。
そして少し下って、またロードです。。。
今さらながら、靴合ってないんじゃないか疑惑
山に入って順調に歩みを進めていた頃、1回転びました。
「ヘッドスライディング!アウト!」的に転んだのですが、
一瞬で立ち直り、何事もなかったかのように戦線復帰。
「岩じゃなくてよかった」本気でそう思いました。
実は先日箱根を走った時は岩場で転んで流血騒ぎ(ひとりしかいなかったけど)でした。
その後もちょいちょい転びかけ、行き着いた結論としては
「靴あってないんじゃない?」
今の靴はLa Sportivaというイタリアメーカーの靴です。
ぴったりしているのですが、どうもつま先が長い気がします。
やっぱり国産じゃないといかんな?
でも、本当の所は走力不足です。足が上がってないんですよね(なぜだか引っ掛けるのは右足ばかり)。
半分も飲めなかった命の水
終わって、洗い物してたら気づきました。
ハイドレーションの中身の水(MUSASHI)、えらい残ってる。
もったいないからペットボトルに移すと、1本とちょっとありました(しかもMUSASHIって高いのに)。
つまり5時間も走っていながら400ml(+コーラ300ml)程度しか飲んでないということ。
これはいかんですよ。
原因はおそらく心拍数高く走ってたので、飲む気がしなかった、そのタイミングを逃し続けたということだと思います。
また、いつもはiPhoneアプリのRunkeeperの読み上げお姉さんがタイムコールしてくれたときに飲むようにしていたのですが、今回は回りの目を気にして音を消していたのもよくなかったです。
帰りは、500mlの水1本。スポーツドリンク2本。ラクラク空きました。
体はカラカラだったようです。
パワージェル・トロピカルフルーツは甘すぎた(Yeah!)
先輩ウルトラランナーの方がこの味を飲んでいると聞いて、試してみました。
甘いのは苦手なので、MEDALISTとポッカレモンを水で割ってソフトフラスクに入れていきました。
一口飲んで、あまぁぁい。MEDALISTとポッカレモンで結構酸味が入っているはずなのに、その存在感を全く打ち消して、味は、超トロピカル♪
耐えがたき甘さ。
3つ入れていったのですが、最後はのどが焼けそうな気がして少しだけあまりました。
今の所、僕には梅味が合うようです。
みぞおちと横っ腹が痛い(Yeah!)
2週間前、皇居を走りました。キロ4分台で走ってみたら、4kmくらいからみぞおち右辺りが強烈に痛くなり、息が浅くなってスローダウンしました。
今回も同じ場所が痛くなり、ロードではみぞおち氏・横っ腹氏と対話しながらのランとなりました。
なんとなく、これは筋肉痛の一種ではなかろうかと思っています。
心臓や肺が今までなかったくらい動くのでその辺りの筋肉が疲労したのではなかろうかと。
しかし、内臓はどうやって鍛えればよいのか。。。
しばらくトレーニングして様子を見ようと思いますが嫌なものです。
とまぁ、反省点ばかりを述べましたが、良かったこともあります。一つだけ。
ストック導入してて良かった。
当初は醍醐林道の登り負担を軽減するために、ストックを検討していたのでした。
その後のトレランキャンプ縦走のことも考えて、買うか!と決断したのは火曜日。
木曜日には到着し本番に備えました。
結局、醍醐林道ではみぞおち氏との対話で精一杯でストック使用にアタマが回らず、林道終了1kmで思い出して使う始末。
その後、20km地点くらいで左足が終了してしまい、ストックなしではかなり厳しい戦いとなっていたと思います。
転ばぬ先の杖ならぬ、転ばぬ先のZポール(イマイチ)。
とはいえ、試走したときよりも早く走れているし、大きな怪我もなかったし、初めてのレースにしては上出来ではないかと思います。このハセツネ30K完走で6ポイントもらえます。
そしてJROの山岳保険加入で2ポイント。来週末の清掃登山で2ポイント。
合計10ポイントとなります。
10ポイント貯まると、ハセツネCUPでのポイントエントリー枠というものがあります。
こちらは10月の開催予定です。
いっちょエントリーしますか、って6月にOSJ奥久慈トレイル50K(実際は60K)に予約してるので、まずは60Kきっちり走れるようにしないといけません。
何はともあれ、終わってみれば楽しいレースでした。
「レース」という非日常感。
そして、何よりもスタッフの皆さんの暖かい応援と、声援の中を走るという、一種ヒーローになれたような心地の良い感覚。
これは病みつきになりそうです。
楽しかった。